デザイン情報コース

デザイン情報コースで学ぶこと

 デザイン活動には幅広い視点と問題点の把握、創造性豊かな感性と展開力、経営や経済・社会に関する知識などが合わせて求められています。デザイン情報コースでは、デザインの基礎的能力を育成する基礎科目群に加え関連科目を学ぶと共に、より専門性を高めるためにデザインの領域を5分野に分けた実習・演習を交えて学びます。

取得できる資格

  • 二級・木造建築士受験資格(実務0年)
     デザイン情報コースのインテリア分野で所定の科目の単位を履修した場合、二級・木造建築士の受験資格を得ることができます。指定科目の取得総単位数によって必要な建築実務経験年数が0年から2年となりますので、最短だと卒業した年にすぐ受験することができます。
    東北エリアの国公立の四年制大学及び短期大学で二級建築士の受験資格が得られるのは全部で6校のみ、そのうち短大は2校のみ(2018 年4 月現在)

  • 商業施設士受験資格(実務1年)
     デザイン情報コースを卒業すると、商業施設士の受験資格を得ることができます。
    ※在学中に指定講座を受講する必要あり

自己研鑽

 デザイン情報コースの学生は、各種デザインコンペに参加したり、各種検定など資格取得にも励んでいます。

  • 各種コンペ入賞実績(2017年度)
    • エフエム会津 ラジオ番組表表紙デザイン採用
    • 南会津町B級グルメ「トルティーヤ」パッケージデザイン採用
    • あいづミード「ヌーヴォー」ラベルデザイン採用
    • 会津ばんげ産米「天のつぶ」ロゴマーク採用 
    • 末廣酒造株式会社頒布会用日本酒ラベル採用 など
  • 検定受験
    • 色彩検定協会主催「色彩検定」(色彩構成の授業で対応)

デザイン情報コースの授業紹介「平面構成」 高橋 延昌 教授

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 「平面構成」は、あらゆるデザイン分野の基礎となる形態や色彩について、1年前期にしっかりと基本を学びます。授業は、例えば「どのような模様や色の服を着るとスマートに見えるか」など身の回りにある興味深い事例で説明したり、様々な演習法を通じて、感覚的かつ楽しく学べるように工夫しています。

ー 学生の感想 ー
 平面構成の授業を通して、デザイン分野を学ぶ上でとても重要な、形や色彩の基礎を学ぶことができました。また演習の授業なので基礎を学ぶだけではなく、他の授業でも役立つ構成力を身につけられました。

デザイン5分野の紹介

 デザイン情報コースでは、デザインの領域を5分野に分け、より深く専門領域を学んでいます。専門教育科目の必修科目であるデザインプロセス論、デザインプロセス論演習、デザインアイテム論及びデザイン実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲでは、デザインの領域を5分野に分けて授業を行い、少人数で、より深く専門領域を学びます。※学生は必ずいずれかの分野に所属しますが、所属分野は入学後まもなく行われる希望調査(人数調整有)を経て決定されます。

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  • インターフェース
    interface.jpg Webデザインを中心に講義・実習を進めていきます。Webページで見られる画像や音声、動画などの活用方法を考えながら、デザインと基本的な技術を学ぶことを目指します。実習やゼミ活動は、地域のプロジェクトに参加し体験を通して発信するべき情報を考えWebサイトで表現します。

  • インテリア
    interior.jpg 住宅や展示空間のデザイン、空き家、公共施設のリノベーションなど、建築の空間デザインの考え方・手法を学び、居住空間のあり方や環境について考えます。ゼミでは、家具からインテリア・建築デザイン、地域デザインなどを問題点の発見から解決までを自ら考え、生活環境を創造できる人材を目指します。

  • グラフィック
    graphic.jpg 広告・出版・印刷に関連する業界で将来活躍できる人材を目標にしています。実習やゼミの授業では、理論と制作を通じて、ロゴマーク、CI、ポスター、パンフレット、新聞広告などのような平面的な作品から、商品を包装するパッケージまで幅広くグラフィックデザイン全般を学びます。

  • クラフト(漆芸)
    craft.jpg クラフト分野では、公立短期大学では唯一の漆芸教育カリキュラムに沿って、漆工芸の基礎技法を中心にロクロや箱などの木工や、蒔絵、乾漆、変わり塗りなどの漆工芸作品を制作します。手仕事について深く考察し、柔軟な発想力を持つデザイナーとしても可能性を追求できる人材育成を目標とします。

  • プロダクト
    craft.jpg プロダクト分野では、日々の生活がもっと楽しくなるような生活用品を創出できるデザイナーの育成を目標としています。家具、食事に使う用具、文房具、子供達が遊ぶ玩具などの生活用品を対象としてモノづくりを行います。モノと使用者の関係や、形の持つ意味、加工方法に関する知識を学ぶことができます。

卒業作品集