教職課程(幼児教育・福祉学科)

学科長から ごあいさつ

 会津大学短期大学部 幼児教育・福祉学科では,子どもたちと一緒に走りまわったり、うたったり、おどったり、時には泣いたり、そして、子どもたちを笑顔にしたいあなたを歓迎します。
 本学科の定員は50名と小さな学科ですが、少人数制のよいところは、先生たちや友達とアットホームな雰囲気のなかで関われることです。2年間という短い間ですが、ここで出会った先生や友達は、あなたの人生でかけがえのない宝になるはずです。
 また、本学科では、子どもたちやその背景にある家庭や地域、社会等を含むすべての人々を取り巻くさまざまな課題についても考え、社会福祉(ソーシャルワーク)の視点からも学んでいきます。
 さあ、美しい自然と歴史・文化あふれる会津で、あなたの夢をかなえませんか。



教員養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること(第1号関係)

会津大学短期大学部の教員養成の目標

 公立大学法人である本学が育てたい教員とは、福島県の未来を担う子どもの育成に誇りを持ち、子どもに対する教育的愛情と情熱、使命感を持ち、実践的指導力を有し、かつ、高い倫理観と自律心を持つ教員である。高い教育力、保育力を持った人材の育成とその地域への輩出は、子どもを取り巻く虐待、いじめ、学力や体力の低下といった諸課題を解決へと導き、「生きる力」の育成、地域の子育て支援の充実、高齢者や障がいのある人等、社会的に弱い立場にある人たちを大切にする"豊かなこころ"を醸成することにつながると確信する。
 幼児教育・福祉学科において養成したい主な教員像は、次のとおりである。

(ア) 子どもに対する尊敬と愛情を持ち、一人ひとりへの関心を持ち続ける教員。
(イ) 子どもとともに遊び、学び、感動し、創造する実践的指導力を有した教員。
(ウ) 子どもの権利尊重を基盤とした倫理観と、インクルーシブな視点を持ち、子どもを取り巻く環境に存在する諸問題に対する解決のために社会資源を活用することができる実践力と科学的洞察力を有した教員。
(エ) 子どもの自律的学習・遊びを尊重し、自ら学び成長しようとする教員。
(オ) 郷土愛を持ち、会津の豊かな自然や歴史、伝統、教育等を積極的に取り入れ、子ども達に適切で最善の環境を提供することのできる教員。
(カ) 発達障がいをはじめ、身体障がい、難病等、特別な配慮を必要とする子どもや親に対し専門性に裏付けられた適切な支援、指導を実施することができる教員。
(キ) 震災復興に果たす幼児教育の役割を理解し、地域との連携を大切にする教員。

当該目標を達成するための計画

1年次
 教員に求められる専門的知識・技術・態度の基礎力を修得する。
 授業科目:教育学概論、保育者論、保育の心理学、教育・保育課程論、幼児と健康、幼児と人間関係、幼児と環境、幼児と表現Ⅰa、幼児と表現Ⅰb、保育内容総論、健康、人間関係、環境、言葉、表現Ⅰa、子どもの理解と援助、教育方法論、特別なニーズ教育と保育 など

2年次
 教員に求められる専門的知識・技術・態度の応用力を修得する。教育実習ではこれまでの学びを発揮し、より実践的な力を養う。また今後の課題を見いだし、それに取り組む。
授業科目:表現Ⅰb、教育相談、教職保育実践演習、教育実習、教育実習指導 など



教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する事業科目に関すること(第2号関係)



教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること(第3号関係)



卒業者の教員免許状の取得の状況に関すること(第4号関係)

教員免許状の取得状況(幼稚園教諭二種免許)

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
取得者数 46 46 47 44 41



卒業生の教員への就職の状況に関すること(第5号関係)

教員への就職状況

学校種 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
認定こども園 14 15 16 15 14
幼稚園 7 4 4 0 1



教員の養成に係る教育の質の向上に係る取り組みに関すること(第6号関係)

  • 本学では実習に先んじて,1年次8~9月に幼稚園・保育所・認定こども園での体験学習を実施している。これにより実習前に具体的な現場体験の機会を得て、学びの理解を深める。
  • 教育実習の学修効果を高めるため、事前オリエンテーションとは別に参与観察を行っている。これにより指導計画を立案するための幼稚園、子どもの姿の理解を事前に深める。
  • ICT機器を積極的に活用し、指導計画案、実習日誌等の作成に活かしている。