ゼミの研究活動の概要
ゼミの活動を通じて、食品中の栄養・機能性に関する知識・情報・技術を習得することを目指しています。 地域食文化における様々な課題を発見し、学生が教員や外部の人たちと連携して活動することを通して、コミュニケーション能力を高めるとともに課題の解決に向けて取り組むことを実践しています。
会津地域で伝統的に栽培されてきた薬用植物であるオタネニンジンを、付加価値の高い食用作物へと転換・普及するための試みとして、誰もが美味しく食べられる給食メニューをメンバーで協力して考案しています。
2023年度には、会津農林事務所や福島中央テレビと連携して、会津若松市、喜多方市、会津美里町を中心とする市町村の小・中学校47校での給食に、延べ10,520食を提供するとともに、その会津伝統食材情報を伝えて、会津食文化を継承するための活動を行いました。
ゼミの活動では、明るく、楽しく、を合言葉に、メニューの試作だけではなく、会津地域の名所・文化施設に出かけたり、紅翔祭での展示を行うなど、様々な課外活動も行っています。
詳しい活動の内容、オタネニンジンを使ったレシピなどは左ゼミHPで確認できます。
URL https://aizueiyou.jp/
- 2023年度オタネニンジンを使った給食メニューの紹介動画
(福島県公式YouTubeチャンネル)
URL https://www.youtube.com/watch?v=l7hUy9bSjn0 - 2023年度会津農林かわら版掲載記事 第40号(令和6年2月発行)
(会津農林事務所HP)
URL https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/617564.pdf
オタネニンジンには独特の苦みと香りがあります。様々な味付けで苦手意識を生まないように工夫しています。
根の他に粉末を使うと汁物などの調理がしやすくなり、メニューのバリエーションが広がります。 会津伝統食材を広く伝えていくことを目指します。
ゼミで考案したメニュー
左から、オタネニンジン入り鶏まぜご飯、オタネニンジン入りたれ付き照り焼きチキン、オタネニンジン入りカレー風味やきそば
会津若松市立大戸小学校で提供された給食(2024年1月24日)
当日の献立:
ごはん、オタネニンジン入りたれ付きてり焼きチキン、ポテトサラダ、打ち豆入り味噌汁、手作りふりかけ、牛乳(写真中央が考案したオタネニンジン入りたれ付きてり焼きチキン)
会津若松市立神指小学校で提供された給食(2024年1月30日)
当日の献立:
オタネニンジン入り鶏まぜご飯、厚焼きたまご、おひたし、うち豆入りみそ汁、牛乳 (写真中央が考案したオタネニンジン入り鶏まぜご飯)
左ゼミ恒例の大内宿に出かけました。昼食は名物のそば。いただきます。
学園祭当日、オタネニンジン入り焼きそばと玉こんにゃくを模擬店で販売して、ゼミ活動をアピールしました。オタネニンジンのPRゆるキャラのおたね君も参加して盛り上がりました。
左ゼミ恒例になった書初め。今年一年の目標を立てました。