学長・学部長挨拶

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実学のすすめ
理事長・学長 宮崎敏明

 福沢諭吉は「学問のすすめ」の中で「実なき学問はまず次にし、専ら勤むべきは人間普通日用に近き実学なり」と、漢学や和歌を学ぶより、まず文字やそろばんなどの実学を学ぶべきと述べています。今日、私達は小中高校を通して、日常生活を不自由なく過ごすための多くの実学を学んでいます。しかし、各実学にあっても極めるとなると、話は別です。実学を極め、社会に貢献するには、実学を体系立って学び、自分の中に定着させることが必要となります。
 会津大学短期大学部は、実学をより深く学び、その学んだことを人々に還元したいと願う人に門戸を開いています。現在、本短期大学部は、3つの学科、すなわち、産業情報学科、食物栄養学科、幼児教育学科で構成されています。各学科では、それぞれ生活に関わる実学を、各自が自ら体験によって実感し、長期的かつ組織的に伝達可能なものにまとめあげ、技術や学問として定着できるよう指導しています。実学を、実践を通して身に付けるという本学での経験は、卒業後も生涯に渡っての実践を継続していく基礎訓練にもなっています。将来、未知の困難に出会っても、それに立ち向かえる準備が出来ているのです。この事実が、地元福島県内の企業・組織から、本学の卒業生が高く評価されている大きな要因であると思います。
 実学の内容は、社会構造やニーズの変化に敏感に反応して変えて行かねばなりません。会津大学短期大学部は、長い歴史の中で、学科構成やカリキュラムの改善をタイムリーに実施してきました。今後もその姿勢は変わりません。




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「公立大学法人 会津大学短期大学部」の目指すもの
学部長 石光 真

 

 人間は食べなければ生きていけません。会津大学短期大学部の食物栄養学科は、食を通じてみんなが健康で長生きできるように指導・支援をできる人材を育てています。具体的には栄養士免許、管理栄養士受験資格、フードスペシャリスト資格認定試験受験資格、NR・サプリメントアドバイザー認定試験受験資格を与えることができます。
  人間はいつも自立できるわけではありません。幼児には幼稚園での教育や保育園での保育が必要です。高齢者や障碍(がい)者などには支援が必要なことがあります。本学幼児教育学科は、幼児教育や社会福祉を担える人材を育成します。幼稚園教諭二種免許、保育士資格、社会福祉士受験資格を与えることができます(三つ目の社会福祉士受験資格まで全部取得するのは負担が重いので成績優秀などの条件があります)。
  食べるためには誰かがお金を稼がないといけません。社会が支援や教育をするためにも拠出が必要で、拠出するためには経済活動で所得を得る必要があります。本学の産業情報学科の経営情報コースでは、会社や個人や社会の経済活動を分析する経営学、商学、会計学、経済学、そして現代経済を支える情報学を学びます。そしてその力でビジネスや公務で活躍する人材を育成します。
 そして、生活と産業のすべてにわたって、立体や平面のデザイン、いろいろな計画のデザインが必要になります。産業情報学科デザイン情報コースでは、インターフェース、インテリア、クラフト、グラフィック、プロダクトの各分野のデザイナーを育てます。 会津大学短期大学部は、公立の短期大学として、2年間、安い学費で、少人数教育によるきめ細かな指導が可能です。進路指導においても、キャリア支援センターを設置し学科の教員に加え、専門のキャリアアドバイザーによる丁寧な進路指導を行っています。その成果は毎年ほとんど100%に達する就職率に表れています。
  四年制大学への3年次編入も、主に国公立の四年制大学に毎年十数名が編入しています。
  本学はさらに、福島県や会津方部に対する復興支援、地域貢献につとめています。会津大学短期大学部地域活性化センターで、地域の産官民学との協働・連携、地域での学生参画型実学実践教育、公開講座、派遣講座、高大連携で地域の活性化を今後も応援してまいります。