地域に貢献できる人材の育成を目指して
理事長・学長 束原 恒夫
会津大学短期大学部は、産業情報学科(経営情報コース、デザイン情報コース)、食物栄養学科、幼児教育・福祉学科の3学科2コースからなる公立の短期大学です。1951年に商科の単科短期大学として誕生し、1993年には会津大学の開学に伴い会津大学短期大学部と名称変更、さらに、2006年には公立大学法人に移行して現在に至っています。70年以上の長きにわたり、会津地域における高等教育機関として、福島県はもとより全国に優れた人材を送り出し、社会や文化の向上に貢献してきました。
本学は、実学をより深く学び、その学んだことを地域社会に還元することを教育目標としています。各学科では、経営情報、デザイン、食物栄養、幼児教育、社会福祉という生活に関わる実学について、それぞれの学びの場で、努力と創意工夫を重ねながら、自らの体験を通して実感し、技術や学問を定着できるよう指導しています。実践を通して実学を身につけるという本学での経験により、どのような困難にも立ち向かい、時代の変化や今日的課題に対応できる力を有していると、本学の卒業生は高く評価されております。
会津大学短期大学部の教育は、長い歴史の中で、社会構造やニーズの変化に対応してきました。今後も、その姿勢を維持しながら、これからの社会を担う人材の育成、地域への貢献等に努めていきます。
夢咲く短大
- 公立大学法人 会津大学短期大学部の目指すもの-
学部長 柴﨑 恭秀
会津大学短期大学部は、1951年開学し70数年の歴史を持つ公立短期大学で、地域の方々の愛着とご支援をいただいてまいりました。
本学には、産業情報学科(経営情報コース、デザイン情報コース)、食物栄養学科、幼児教育・福祉学科の生活に密着した専門分野3学科2コースがあり、実学実践教育を展開しております。
産業情報学科経営情報コースでは、経営学、商学、経済学、情報学、観光・地域文化等を学び、地域産業の活性化やまちづくりに貢献できる人材を育成しています。
デザイン情報コースでは、インターフェース、インテリア、クラフト、グラフィック、プロダクトの各専門分野からデザインを学び、モノ・コトのデザインができる人材を育成しています。二級・木造建築士受験資格を得ることができます。
食物栄養学科では、食と健康について学び、健やかに生まれ、育ち、老い、心豊かな人生を過ごすための食生活を自ら実践でき、人々の豊かな食生活や健康のサポートを通して、持続可能な社会の実現に貢献できる人材を育成しています。栄養士免許、フードスペシャリスト資格認定試験受験資格及びNR・サプリメントアドバイザー認定試験受験資格を得ることができます。
幼児教育・福祉学科では教育・保育の基本や具体的な子どもへの指導法、音楽・造形・身体表現などの実技、社会福祉関連科目を学び、地域社会の教育・保育及び社会福祉の向上に貢献できる人材を育成しています。幼稚園教諭2種免許、保育士資格を得ることができます。
本学では、学生数に対して教員の数が多く、少人数教育を行っています。学生と教員の距離が近く、アットホームな雰囲気の中できめ細やかな指導を受けることができます。
地域活性化センターが地域連携機関との協働・連携事業に取り組む機会を提供したり、地域課題をテーマに設定したりして、学生が地域に出て実践的に学ぶことができます。
そして、キャリア支援センターが、学生一人ひとりが希望する進路の実現のために丁寧な進路活動のサポートを行っています。
また、本学は開学以来、地域社会の経済文化の向上を設立使命とし、研究教育に加え、知識基盤社会の形成に尽力してきました。今後も3学科の暮らしに密着した特色ある専門領域群に関する教育研究の成果を地域社会に還元し、学生たちの夢を叶えると同時に福島県や会津地方の復興支援・地域貢献に努めてまいります。