大学概要

 会津大学短期大学部は、深く専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を育成し、もって地域社会の生活、文化及び産業の向上発展に寄与することを目的とします。

 本学には、産業情報学科(経営情報コース、デザイン情報コース)、食物栄養学科及び幼児教育・福祉学科を設置し、産業、経営、デザイン、情報、環境、健康、栄養、食品、教育、保育及び福祉などの専門性を有した上で、幅広い教養と高い倫理観に根差した判断力や総合力を有する人材の育成を目指します。
 また、豊かな人格と自発的な学習意欲を持続させながら行動力と実践力のある人材の育成を目指すとともに、時代の変化や今日的課題に対応できる問題解決能力や創造的展開能力を保有する応用能力のある人材の育成を目指します。
 加えて、地域社会が抱える問題を解決するため、本学の知識や技術の成果を地域社会に還元することを目的とします。

各学科の教育研究上の目的

  1. 産業情報学科
     経営情報コースとデザイン情報コースを配置し、それぞれの視点から今日的課題を見つめ、 情報化時代に柔軟に適応できる統合能力を有する人材を育成することを目的とします。

      1. 経営情報コース
         経営学、商学、会計学、経済学、情報学の各分野を中心に、企業や地域社会に関する体系的・実践的な専門知識を身につけ、情報収集・分析・活用に関する能力や創造的展開・企画・ 伝達に関する能力を養い、社会的課題の解決を通じて、地域産業の活性化やまちづくりに貢献できる人材を育成することを目的とします。

      2. デザイン情報コース
         インターフェース、インテリア、クラフト、グラフィック、プロダクトの各専門分野を配置し、デザイン及び情報の基礎能力を身につけるとともに、より専門性を深め、情報化時代におけるデザイン活動と歴史・文化・環境などに配慮した、モノ・事のデザインができる能力を備えた人材を育成することを目的とします。

  2. 食物栄養学科
     わが国では人口減少・超高齢社会が急速に進行する一方、情報化技術の進展を背景に人々の健康に対する関心が高まってきているとともに、食に対する価値観の多様化、食のグローバル化が人々の食生活、ひいては日本の地域・伝統に根差した食文化に大きな影響を及ぼしています。食品の大量生産・大量消費による資源の枯渇、食の安全・安心を脅かす様々な問題が顕在化するなど、食と健康を取り巻く環境は大きく変化しています。このような状況下で、食と健康を科学的に検証し、人の健康維持・増進に取り組むことは、豊かな食生活の実現とともに、食を通して持続可能な社会の発展に貢献するものであります。
     食物栄養学科では、多様な学術分野の専門性を有する教員による食、栄養、健康に関する最新の知見に基づく教育を実施することにより、基礎から応用、そして臨床にわたる幅広い知識、深い専門性と豊かな人間性をもち、優れた対話力をもとに地域の人々と協働して、食生活の質向上と環境への負荷軽減との両立のために食と健康に関わる諸課題に実践的に取り組むことができる人材の育成を目的とします。

  3. 幼児教育・福祉学科
     人間尊重の理念に基づき、生活をさまざまな面からとらえることにより人間社会の中に存在する教育・保育・福祉問題を発見する能力やこれらの問題の根本にある本質を見抜き、解決することのできる基礎的能力と科学的洞察能力を身につけ、地域社会の幅広い分野で教育・保育・ 福祉の向上に寄与できる人材を育成することを目的とします。


教育目標

  • 専門性を有し、行動力、実践力のある人材を育成する。
  • 豊かな人格、自発的な学習意欲を有する人材を育成する。
  • 幅広い教養と高い倫理観に根差した、判断力や総合力を有する人材を育成する。
  • 問題解決能力と創造的展開能力を有する人材を育成する。
  • 地域社会が抱える問題を解決するため、本学の知識や技術の成果を地域社会に還元する。