クラフト(漆芸)分野を担当しています。日本を代表する漆器産地である会津地域にて漆工芸を中心としたモノづくりや日本の文化について研究しています。漆芸の基礎技法を理解した上で、作品制作を中心に福島県総合美術展への出品や、漆工芸を用いた地域創生への取り組みや全国の漆芸教育機関との連携によるプロジェクト参加などを行っています。卒業研究ではデザインの視点から漆の新たな可能性について追及しています。
金山町にある福島県指定重要文化財の宮崎聖観音坐像(ざぞう、木造漆塗り、高さ1メートル)が安置されているお堂(大悲堂)の修復に合わせ、ゼミ生が主となって天井画を漆で描きました。何百年後の人にも伝わってほしいと思います。
漆塗りの起き上がり小法師
会津で開催されたアートプロジェクトにおいて、全国の漆芸教育美術大学と連携し、漆塗りの小法師を制作しました。展示されたものだけでも200個以上を数え、各大学の特徴が表れた個性豊かな漆小法師が集合しました。