過去の資格取得者からのメッセージ(フードスペシャリスト)

2022年度卒業 小川 夏穂

 私がフードスペシャリストの資格を初めて知った時、短大に入学したからには取得できる資格は挑戦してみようと思い、学ぶことにしました。授業が始まるまでは、フードスペシャリストの役割を知りませんでしたが、食に関する幅広い知識を身に付けることができたので履修して良かったと思います。
 資格の勉強をする上で意識したことは、単語だけを暗記するのではなく、単語の意味と関連する語句を合わせて覚えたことです。過去問を解き、分からない問題は教科書を読んでノートにまとめ、自分なりのまとめノートを作り何度も見直して勉強しました。
 実際の試験では、過去問を勉強したら分かる問題が多かったように感じましたが、自信を持って答えることができない問題もあり、教科書を隅々までよく読んでいれば答えられたのかなと思いました。
 フードスペシャリストの試験は栄養士実力認定試験と近かったこともあり、勉強が大変なこともありました。しかし、どちらも栄養士にとって必要な内容であり、関連することも多いので、並行して勉強をすることができました。
 フードスペシャリストという資格に少しでも興味のある方は履修してみると良いと思います。



2021年度卒業 奈良坂 憲芳

 私が初めてフードスペシャリストという資格を知ったとき、響きがかっこいいから取得したいと思ったことが正直なところでした。しかし、関連科目を履修したことでこんなところまで学ぶことができるんだ、と新しい知識に触れることができる貴重な時間を過ごすことができたなと感じています。
 資格の勉強で心掛けていたことは、授業で使う教科書にプラスしてその科目に関連する教科書をすべて持参して基礎的なことを確認しながら話を聞くこと、過去問を解く際にわからなかった語句は教科書にチェックを入れて何度も読み返すことの二つです。単純な暗記が苦手なことから、理解してから覚えることや何度も同じことを目にすることをポイントにしていました。
 実際に試験を受けてみると、過去問を一生懸命解いていれば解ける問題が多いという印象がありました。ですが、専門フードスペシャリストについては、難しい!の一言で、教科書の太字以外にまで注目して読んでいると解ける問題があったかなという感じでした。
 栄養士実力認定試験との実施日が近いこともあり資格の勉強を両立することは簡単なことではありませんでしたが、2 つの試験勉強をしていると知識と知識がつながる感覚がありさらに理解が深まることが多くありました。栄養士として働くうえでも役立つ知識を学ぶことができ、成長できたと感じています。
 もし取得を迷われている方に少しでも届いていたら嬉しいです。



2010年度卒業 庄司梓

 短大卒業後に管理栄養士資格も取り、母と共に障がい者が働くカフェを立ち上げて7年になります。カフェでは、栄養面のほかに食の魅力のアプローチが必要です。フードスペシャリストの授業で学んだ知識や考え方は、多くの人に幸せを感じて頂くための「楽しくおいしい食空間作り」にとても生かされていると実感しています。