高田 正哉 講師

2023年度 高田 正哉ゼミナール 活動紹介

特別演習



 2023年高田 正哉ゼミナール(以下、高田ゼミ)では、「プロジェクト活動」を通した学びを実施しました。「プロジェクト活動」(またはプロジェクト学習)とは、学生が主体となり、探究したいプロジェクトを立ち上げ、活動する学びのことです。そのプロジェクトは、学生自身が探究したい社会課題を取り上げ、その社会課題を解決するためのプロジェクトの計画・実行を行います。そのプロジェクトを通して、実際に社会課題に向きあい、解決しながら、社会課題の解決法を学んでいくことができます。  本年度は、①校則を考える対話の場づくり、②コミュニティカフェの実践づくり、③GIGAスクール構想の調査の3つのプロジェクト活動を行いました。


校則を考えようプロジェクト


中学校、高等学校では、さまざまな校則があります。でも、校則って何であるのだろう? そんなギモンを持った学生が、高校生・大学生と対話しながら、「校則」のなぜ?を考え、「校則をこうしよう、こう考えよう」と、対話しながら考えました。


コミュニティカフェの実践プロジェクト


「コミュニティカフェ」とは、北欧にある地域住民が集まる場のことです。そこでは、アート制作や、音楽活動、読書サークルなど多様な活動が行われています。このプロジェクトでは、福島県磐梯町でコミュニティカフェを実際につくってみて、交流の場が持つ可能性を探究しました。


GIGAスクール構想の調査プロジェクト


「GIGAスクール構想」とは、学校の授業や活動のICT化を進める政策のことです。福島県の小中高でも、さまざまな取り組みがあります。このプロジェクトでは、実際に福島県でGIGAスクール構想がどのように進んでいるか、西会津町、会津若松市、郡山市の教育委員会にて調査しました。また、調査の結果をパンフレットにまとめました。





特 別 演 習 ギャラリー



① 校則を考える対話の場づくり

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② コミュニティカフェの実践プロジェクト

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1年間、ありがとうございました('ω')ノ





基 礎 演 習 Ⅱ



 基礎演習Ⅱでは、「地域に根ざした学びづくり」をテーマとして学びを深めました。具体的には、福島県内の地域を実際にフィールドワークで歩き、地域の文化を学びました。また、「地域に根ざした学び」をつくるための教育活動計画の立案・実施・振り返りの方法を学びました。  今年度の基礎演習Ⅱでは、地域の文化活動について学びました。具体的には、11月にはいわき市、1月には只見町にフィールドワークを行いました。


いわき市でのフィールドワーク


いわき市でのフィールドワークでは、日本の手仕事について学びました。まず、いわき市立美術館で開催されていた「MINGEI展」を観覧し、日本の手仕事について学びました。また、いわき市にある大堀相馬焼の窯元である「陶吉郎窯」(とうきちろうがま)を訪問し、陶芸家の近藤賢さんの指導の下、陶芸づくりを体験しました。これらの学びから、日本の手仕事のことを学ぶことができました。


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只見町でのフィールドワーク


只見町でのフィールドワークでは、奥会津の文化について学びました。「ただみモノとくらしミュージアム」では、只見町の暮らしを、学芸員の原永円香さんの解説により学びました。その後、「森林の分校ふざわ」で、支配人の藤沼航平さんと地域住民の方のご指導の下、只見町での雪国生活について、食文化とものづくりから学ぶことができました。


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