佐々木誠二 講師

授業紹介:基礎演習Ⅱ(2023年度)

 基礎演習Ⅱは学生が教員の研究室を訪問し、教員の専門領域から希望の教員の基礎演習Ⅱを選択します。

 2023年度の基礎演習Ⅱ(担当:佐々木)の受講生は10名でした。今回は基礎演習Ⅱの様子をご紹介します。
 今年度の基礎演習Ⅱでは、(1)学生の興味や関心を深めて学習すること、(2)子ども家庭福祉に関する施設や近接領域の機関を見学すること、を学習の柱としました。 学生の興味や関心を図書館や研究室にある専門書,またはインターネットを使用して、通常の授業では取り上げることができない範囲まで学生一人ひとりが主体的に学びを深めました。
 また、施設見学では、乳児院、児童養護施設、家庭裁判所を見学しました。見学にあわせて各施設・機関の職員から講話をいただき、貴重な実践に関することを直接伺いました。
 探求心をもつことは保育者として活躍するときに自己研鑽の姿勢に結び付き、自身の専門性を高めていくことにつながります。基礎演習Ⅱに取り組む学生の様子を見ていて、そのような姿が想像できました。

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児童養護施設で園長先生から講話をいただいている様子

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アイスブレイクの課題に取り組んでいる様子




特別演習紹介

 佐々木ゼミの卒業研究に関連した活動と防災学習を紹介します。  卒業研究では、専門書やインターネットの情報だけでなく、関連した児童福祉施設の見学や職員からお話を伺い、研究としてまとめました。具体的な施設としては、児童相談所(一時保護所)、乳児院、児童養護施設、医療型児童発達支援センターです。施設の特徴や施設保育士としての役割を熱心に聴き取りし、成果物としてまとめました

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研究室で卒業研究に取り組んでいる様子

また、施設保育士として勤務した際に、突然発生する災害に対して対応ができるように、地震や火災などの模擬体験を通じて、防災について理解を深めました。子どもを守るという役割が求められる保育者として、災害に対する行動力を身につけ、もしもの時に備え、正しい行動力と知識を高めました。

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消防士の装備を体験

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阪神淡路大震災を再現した揺れを体験