ゼミ活動:左 一八 教授

ゼミの研究活動の概要
 ゼミの活動を通じて、食品中の栄養・機能性に関する知識・情報・技術を習得することを目指しています。 地域食文化における様々な課題を発見し、学生が教員や外部の人たちと連携して活動することを通して、コミュニケーション能力を高めるとともに課題の解決に向けて取り組むことを実践しています。
 会津地域で伝統的に栽培されてきた薬用植物であるオタネニンジンを、付加価値の高い食用作物へと転換・普及するための試みとして、誰もが美味しく食べられる給食メニューをメンバーで協力して考案しています。
 2022年度には、会津農林事務所や福島中央テレビと連携して、会津若松市、喜多方市を中心とする市町村の小・中学校32校の給食に提供するとともに、その食材情報を広く発信する活動を行いました。
 ゼミの活動では、明るく、楽しくを合言葉に、メニューの試作だけではなく、会津地域の名所・文化施設に出かけたり、紅翔祭での展示を行うなど、様々な課外活動も行っています。

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オタネニンジンには独特の苦みと香りがあります。様々な味付けで苦手意識を生まないように工夫しています。

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会津若松市立湊小・中学校で提供された給食(2023年1月16日)
当日の献立:米粉パン、ブロッコリーサラダ、オタネニンジン入りかぼちゃシチュー、りんご、チョコクリーム、牛乳(写真右下が考案したオタネニンジン入りかぼちゃシチュー)
根の他に粉末を使うと汁物などの調理がしやすくなり、メニューのバリエーションが広がります。 会津伝統食材を広く伝えていくことを目指します。

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オタネニンジンメニューについての取材対応(2023年1月24日)
連携先である会津農林事務所の職員の方からの取材に対応して、メニュー開発について答えました。情報誌に掲載するための写真を撮影しました(撮影時のみ、マスクを外しました)。

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大内宿に出かけました。昼食は名物のそば。いただきます。

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オタネニンジンのPRの看板と一緒に。学園祭当日、オタネニンジンPRのためのキャラクター看板を設置するなど、ゼミの活動をアピールしました。

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左ゼミ恒例になった書初め。今年一年の目標を立てました。