あいづまちなかアートプロジェクト「会津・漆の芸術祭2013」作品展示関連事業【会津若松市文化課からの受託事業】【平成25年度】

<実施状況>  

  1. 作品展示計画の策定
     産業情報学科デザイン情報コース担当教員(以下「担当教員」という。)があいづまちなかアートプロジェクト総合アドバイザーとしてプロジェクト実行委員会運営にあたる会津若松市文化課と展示計画について検討し、次のとおりとした。
    1. 福島県主体で3年間開催してきた「会津・漆の芸術祭」の経過も踏まえ、漆を学ぶ美術関連大学と本学を交えた作品展示と京都市立芸術大学との連携で子供たちが漆に触れながら遊べる空間の提案を行う。
    2. 作品展示は「7つの大学からの贈り物」とし、上町松本家の蔵を利活用する。  遊べる空間作りは「さわろう、あそぼう」として七日町の空き店舗に展示する。
    3. 東京藝術大学、富山大学、京都市立芸術大学、東北芸術工科大学、秋田公立美術大学、秋田公立美術工芸短期大学に参加を呼びかけ作品参加の了承を得た。

  2. 作品展示
    日時:平成25年10月5日(土)~11月4日(月)
    場所:上町「松本家蔵」、七日町「尚伸」
     「松本家蔵」では奥行き15間(約27メートル)の蔵に約30点余の漆芸美術作品を展示した。
     七日町の空き店舗「尚伸」では、担当教員制作の大型漆遊具(滑り台、大型会津桐製積み木、漆ドーム)と京都市立芸術大学教員制作の木製遊具を設置した。
     子供達が自由に遊べる空間として壁面一面に模造紙を貼り自由に絵を描けるスペースも設けた。

  3. その他
     展示会場において、担当教員とイタリア在住ヴァイオリン制作マエストロ石井高氏との共同研究にて完成した「会津漆ヴァイオリン」の演奏会が、七日町通りまちなみ協議会主催により2回開催された。