会津美里町調査研究【会津美里町からの助成事業】【平成24年度】

 少子高齢化や人口減少、そして東日本大震災に伴う風評被害といった会津美里町が抱える現在の社会問題に対して、町のキャラクター「あいづじげん」を活用した新しい取組みにより、会津美里町(主に町内における)の地域活性化を試みた。短大学生が町内において取り組むことによって、とくに若い世代を中心に、町の誇りを持って貰ったり新しい知見が得られたり、町の関係者との交流を通した人材育成が進むことが期待される。
 また、キャラクターのPRツールを具体的にデザイン提案することによって、今後、町のイベントを盛り上げるために活用できる素地として、会津美里町に元気と活力を呼び込むことを目指し取り組んだ。

<実施の状況>
 学生(デザイン情報コース・髙橋ゼミ)の卒業研究テーマを兼ねて実施し、目的達成のため以下の調査研究を実施した。

  • 会津美里町の現状調査や打ち合わせ(7回)
  • 本郷保育所及び新鶴幼稚園でのイベント企画・実施
  • あいづじげんツイッターやキャラバン隊へのデザイン提供
  • 町のCM制作及びCM大賞への参加
  • PRツールやサポートキャラクターのデザイン提案及び試作
  • あいづじげんポータルサイトの企画及び公開
  • あいづじげん活用マニュアルの提案

 これらの調査研究により、キャラクターを活用した町内の活性化、又は県外へ町をアピールすることについて、今後の大いなる可能性を実感することができた。
  町独自の地域資源は元々あり、キャラクターの認知度も世代を超えて想像以上にあったことや、短大の学生が町内において様々な調査研究することは話題性にもつながり、多くのメディアに取り上げられた。
 しかし、今後もうまく訴求し続けていくためには様々な要素をうまく組み合わせ、効果的に活用しなければならない問題も明らかとなった。
(実施者:産業情報学科 髙橋ゼミ)