奥会津地域は少子高齢化や過疎化など根本的な社会問題がありますが、「世界一ロマンチックな鉄道」と称されるJR只見線が走る風光明媚な地域です。しかし、2011年7月の福島新潟豪雨災害によって、奥会津の象徴たる只見線は一部不通のままです。そのため、新たに地域の魅力を見直す要請があり、趣旨に賛同した首都圏の学生と会津の学生が連携し、『世界一ロマンチックな鉄道を魅せよう！奥会津の活性化プロジェクト』として、若い発想で地域を盛り上げる活動が始まりました。
　本プロジェクトは、2014年度から継続的におこなわれ、2016年で3年目を迎えました。経済学や情報学など様々な専門的知識を学んでいる学生同士が混在・交差し、地域とも連携しています（2016年度は5つの大学と協力団体による合同ですすめられました）。また、視察や提言をするだけでなく、デザインを専門とする学生を中心として具体的な各種ツールを制作し、地域において実際に配布しているなど特徴があります。
　そして、活動が評価されて、全国公募のアクション「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命 2016」に応募した結果、「奨励賞」に選ばれました。2017年２月１日、プロジェクトの代表として会津大学短期大学部が、住友生命保険相互会社福島支社長の諸岡哲哉様より表彰状を授与されました。

プロジェクト関係団体
・拓殖大学工学部デザイン学科 コミュニケーションデザインコース履修者および小出ゼミ生（小出昌二准教授・大島直樹准教授・皆川全弘特任教授）
・大月市立大月短期大学 経済科 塙ゼミ生（塙武郎准教授）
・国立大学法人東京大学 「経済政策」受講者および鉄道研究会所属者（塙武郎准教授）
・公立大学法人会津大学　産学イノベーションセンターによるプロジェクト参加学生（藤井靖史准教授）
・公立大学法人会津大学 高橋ゼミ生（高橋延昌准教授）

協力団体
・奥会津振興センター（奥会津五町村活性化協議会）

アクション
YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命 http://www.sumitomolife.co.jp/about/csr/youngjapanaction/

只見線乗車および現地視察（2016年9月13日）

表彰式の様子(1)

表彰式の様子(2)

表彰状